2020.06.20
50代60代の女性の薄毛の原因と予防対策
加齢により、誰にでも体の変化は訪れますが、特に女性は見た目の変化には敏感になります。髪の毛は少しずつ歳を重ねる毎に減少していく傾向にありますが、50代から60代は体内のホルモンバランスの変化に伴い、薄毛が急に進行してしまうケースがあります。 女性にとっても薄毛は大変デリケートな問題ですので、予防対策はしっかりとしておきましょう。このコラムでは50代60代の女性の薄毛の予防対策や原因について解説します。
50代60代の女性の薄毛の要因は?
- 女性ホルモンの減少
最もこの年代の女性の薄毛の要因と言えるのは、女性ホルモンの減少が挙げられます。女性は、閉経を迎えた後は女性ホルモンの分泌量は急激に減少します。 女性ホルモンはプロゲステロンとエストロゲンの2種類あり、プロゲステロンは髪の成長期を長く保つ働きがあり、エストロゲンは髪を強く健康にします。
妊娠中の女性は、通常よりも女性ホルモンの分泌量が増加傾向にあるため髪が豊富に保たれることが多いです。逆に、更年期を迎えて閉経を迎えた後は、ホルモンの分泌量が減ってしまうため、髪の毛が減ったり、細くなって薄毛になりやすくなってしまうのです。
- 男性ホルモンの影響力の増加
女性ホルモンの分泌量が減少すると、体内の男性ホルモンの影響力が高くなります。元々女性にも男性ホルモンは分泌しますが、もちろん男性ほどではありません。しかし、女性ホルモンの分泌量が減少する更年期移行は、相対的に男性ホルモンの影響が大きくなります。
この影響によって、男性と同じように薄毛になりやすい状態になります。しかし、男性のAGAのような特定箇所から薄くなる症状ではなく、女性の場合は頭髪全体が徐々に薄くなるとういう点が異なります。
- ストレス
- 髪の毛の成長を妨げる要因に、更年期障害に代表されるような体の不快症状のほかに、生活における様々なストレスも一つの要因と考えられます。 強いストレスは、頭皮の血管を収縮させて血行不良状態をもたらしたり、体全体の活力を奪います。その結果、頭皮環境が悪化してしまい、薄毛を助長することになるのです。
- 頭皮への刺激
おしゃれのために、カラーをしたりパーマを多用すると、頭皮に刺激を与え頭皮環境を悪化させてしまうことが考えられます。少なくとも薬液を頭皮に付けないようにしましょう。薄毛対策をするのなら、カラーやパーマは可能な限り頻度を抑えたほうが良いでしょう。
また、洗髪のしすぎや、高刺激成分が含まれたシャンプーでの洗髪も頭皮にダメージが蓄積されます。普段から頭皮に痒みを感じたり、発疹発赤がある場合は普段使っているシャンプーの成分を確認してみましょう。
女性の薄毛予防法は?
薄毛の基本的な予防法は健康な体を維持することです。バランスのとれた食生活、良質な睡眠や運動習慣など、健康を意識した生活を心がけることで、髪の毛の成長を促すことが可能です。薄毛を予防をするために、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンや、髪の成長に必要な亜鉛が不足しないように意識しましょう。
大豆イソフラボンは、大豆製品に含まれており、亜鉛は牡蠣以外にも、身近な食品では肉類やごまにも多く含まれています。ダイエットなどで食材が偏らないように気をつけましょう。パーマやカラーリングは頭皮の刺激を避けるため、できるだけ控え、シャンプーは刺激の少ないアミノ酸系のシャンプーに切り替えるのが望ましいです。また、予防では、市販の育毛剤の使用も有効です。
薄毛の進行が止まらない場合は
ご紹介した予防措置を講じていても、加齢や他の要因の影響が大きいと薄毛は徐々に進行してしまいます。市販の育毛剤などセルフケアでは効果に限界があるため、3ヶ月〜半年程度たっても薄毛の進行が止まらない場合は早めに病院に相談しましょう。
ホルモン由来であると判断すれば効果的な治療薬を処方してもらえますし、そもそもホルモン由来の原因には市販薬では対処できないので、病院での治療が必要です。また、頭皮に以上がある場合は治療薬の処方と頭皮異常の原因を考えこれを排除できるようにアドバイスしてもらえます。
AGAの治療薬の中には女性が使えない薬もあるため、自己判断での使用は危険です。医師の指導のもと、自分に合った治療を選択しましょう。
女性のための薄毛治療を
50代60代の女性の薄毛の、原因や予防策についてみてきました。ホルモン由来で起こる女性の薄毛は、加齢の影響を避けることはできません。 薄毛の予防も大切ですが、薄毛が進行している場合は、なるべく早めにクリニックに相談されることをおすすめします。 治療が早ければ短期間での、回復も望めますので、悩んでいるかたは是非相談してみてください。
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