種類と原因
CAUSE & TYPES
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びまん性脱毛症・FAGA(女性男性型脱毛症)
びまん型脱毛症とは女性の薄毛の中で一番多い脱毛症とも言われ、髪の毛全体が徐々に薄くなるので初期段階はなかなか自覚できません。自分が脱毛症かどうか気付くのは、髪が細くなることでコシがなくなり、自分の意図するスタイリングができなくなった時に感じるようです。
びまん性脱毛症は、主に加齢が原因で発症します。具体的には、30代後半ぐらいから発症する女性が多いといわれています。年齢を重ねることで女性ホルモンの分泌量が減少し、ホルモンバランスが崩れてしまうためです。しかし、びまん性脱毛症は若い女性でも発症の危険性があります。若い女性が発症する主な原因は、睡眠不足や偏った食生活などの生活習慣の乱れ、過度なダイエットによる栄養不足です。- 主な原因
- 加齢などに伴う女性ホルモンの分泌量の減少
- 髪の毛の栄養不良
- ストレス
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牽引性脱毛症
女性に多いといわれている牽引(けんいん)性脱毛症は、ポニーテールやお団子などで長期間に渡って髪をひっぱり続けたことにより発症する脱毛症です。毛根への負担、頭皮の緊張などで頭皮の血行が悪くなり、毛が抜け落ちていきます。髪をひっぱるような髪型を毎日続けている人や、ヘアヘアエクステをつけている人は牽引性脱毛症になりやすいので注意が必要です。いつも同じ位置で髪を縛っている方は時々位置をずらしたり、ほどいてみるなど頭皮のへの負荷を減らす工夫をしましょう。
- 主な原因
- 頭皮に負担のかかるヘアスタイル
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脂漏性脱毛症
脂漏性(しろうせい)脱毛症とは、皮脂の過剰分泌による脱毛症です。皮脂が過剰に分泌されるようになると、毛孔が皮脂に漬かり、毛孔の一番下に位置する毛乳頭も皮脂に漬かってしまうことで毛母細胞は大きなダメージを受け脂漏性(しろうせい)脱毛症を誘発します。さらに症状が悪化すると、脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)を引き起こす場合もあるため、早めの対処が重要です。また食事や睡眠など日常生活を見直し、髪の成長を妨げるような習慣をなくすように心掛けることも大切です。
- 主な原因
- 乱れた食生活
- 肌に合わないシャンプー剤の使用
- すすぎ洗いができていない洗髪
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粃糠性脱毛症
粃糠性(ひこうせい)脱毛症とは頭皮の環境が悪く、乾燥したフケが多量に出るのが特徴の脱毛症です。フケが毛穴をふさぐことにより頭皮が炎症を起こし、血液中の栄養素が毛母細胞まで行き届かないため、脱毛してしまいます。 何もしなければ症状は悪化する速度が速くなる可能性がありますので、医師の診察による適切な治療をうけ、さらに生活習慣の改善をすることが重要です。
- 主な原因
- 乱れた食生活
- 肌に合わないシャンプー剤の使用
- すすぎ洗いができていない洗髪
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分娩後脱毛症
分娩後脱毛症とは産後におきる脱毛症のことをいい、出産後、2~3カ月ごろにピークを迎える脱毛症です。妊娠中の女性は体内の女性ホルモンが多い状態で、それが通常の量まで戻る際、妊娠中には抜けなかった髪の毛が一気に抜けることがあります。一般的に産後の抜け毛は1年程度続くとされていますが、ヘアサイクルが元に戻るまでの一過性のものなので、必要以上に心配しなくても大丈夫です。 しかし、産後のストレスなどが重なった場合、まれに抜け毛が止まらなかったり、ひどい場合には円形脱毛症を併発してしまう場合もあるため注意が必要です。
- 主な原因
- 産後のホルモンバランスの変動
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円形脱毛症
円形脱毛症とは「10円ハゲ」ともいわれる脱毛症です。頭部に部分的に発生する脱毛症で、実際には10円玉よりも大きなものや楕円形のものもあります。最も多い症状として単発型円形脱毛症と、何度も繰り返す多発型円形脱毛症があり、部分的だった脱毛が全体に広がっていく深刻な症例もあります。老若男女問わず発症しますが、発症のメカニズムや治療法は現在でも研究段階です。
- 主な原因
- 免疫機能の異常による自己免疫疾患である可能性が高いが、研究段階のためはっきりしていない
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