2020.09.26
引っ張るのはNG!増毛やウィッグで気をつけるポイント
ウィッグは頭皮ケアや付け方が大切
薄毛に悩む女性にとって、ウィッグは手軽にボリュームアップすることができてスタイリングもしやすいのでとても魅力的に感じるのではないでしょうか。しかし、使い方を誤ってしまうとかえって薄毛を進行させてしまうリスクが大きいので注意しましょう。
ウィッグは2種類あり、ストッパーを自毛に留めるハーフタイプまたは、部分タイプがあります。フルタイプは蒸れたり、汚れから細菌の繁殖や炎症を起こすなど頭皮環境を悪化させたりする可能性があります。ストッパータイプは留め方によっては自毛に負担をかけたりしてしまうなど、薄毛を進行させてしまう恐れもあります。付ける頻度を減らすか、自毛を引っ張らないように留めるなど工夫しながら使用しましょう。
一本の毛にかかる負担が大きい結毛式増毛法
結毛式増毛法とは自毛に人工毛を結びつける方法です。ウィッグは自毛から浮いてしまいがちですが、結毛式増毛法は自毛に自然に溶け込んで自然な仕上がりになり、風に吹かれても不自然にめくれる心配もありません。ウィッグとは違い、スポーツや温泉を気兼ねなく楽しめるなどメリットがたくさんあります。
しかし、残っている自毛にかかる負担はウィッグに比べると大きいのも事実です。1本あたり、2~6本の人工毛を結びつけるので、常に引っ張られている状態となるのです。薄毛が進行している頭皮はとてもデリケートで、残っている毛も弱くなっいることが考えられます。弱っているところにさらに負担をかけることなので、非常に大きな負担をかけることになります。
若い女性にも増加傾向の牽引性脱毛症とは?
では、髪が引っ張られることでなぜ薄毛に影響するのでしょうか。女性に多い薄毛の症状の一つに牽引性脱毛症があります。髪の毛が長期間引っ張られることで、表皮のバリア機能が壊れて真皮にある毛根がダメージを受けたり、血行不良が起こったりすることで発症する脱毛症です。
昨今では、自毛に編み込んだり、特殊な接着剤で自毛と接着されるヘアエクステンションで、牽引性脱毛症を起こしてしまう若い女性も少なくありません。若い人の毛髪でも脱毛症を起こしてしまうほど、髪の毛を引っ張り続けることは頭皮に深刻なダメージを与えてしまいます。
薄毛には長期的な治療や対策が必要になるため、ウィッグや増毛に頼りたくなるのも無理はありません。ですが、かえって薄毛が悪化してしまっては本末転倒です。薄毛の原因をきちんと調べて専門医による治療を受けることで、自分自身の髪の毛を取り戻す喜びをぜひ味わってください。
PICK UP
キャンペーン情報
- 人気コラム
- 新着コラム