2020.06.14
肌も髪もホルモン作用でツヤツヤ!
エストロゲンを増やす方法
エストロゲンとは?
エストロゲンは女性ホルモンの一種です。初潮を迎える思春期の頃から少しずつ分泌が始まり、20代後半から40代前半に分泌量のピークを迎え、卵巣の機能が低下する40代後半から50代にかけて女性ホルモンの分泌量は急速に減って更年期を迎えるのです。エストロゲンは1人の女性の人生でティースプーン一杯程度しか分泌されないと言われています。
エストロゲンの分泌量は卵胞の発達とともに増加し、月経期後に排卵期が近づくにつれて血液中のエストロゲン濃度は上昇し、排卵時にピークに達します。エストロゲンの効果は美肌ホルモンと呼ばれるほど肌をきれいに保ってくれます。それに対し、もう一つの女性ホルモン「プロゲステロン」とは妊娠を助ける働きがあります。時期的にはエストロゲンのあとに活発に分泌されます。乳腺の発達や利尿作用などの効果があり、体温を上昇させる働きがあります。また、肌の調子を不安定にさせてしまうホルモンでもあります。
この2つのホルモンはどちらも卵巣から分泌されますが、卵巣が自分で分泌できるわけではなく脳からの指令によって分泌されます。
エストロゲンの効果
整理前後に肌の調子が変わるように、エストロゲンが分泌される、されていないことにより肌や美しい髪を作りだす周期も変わります。エストロゲンが不足すると、イライラしたり気分が塞いだりします。分泌している周期は気分もよくなり肌の調子が整い、潤いを与えてくれます。エストロゲンは若さを保つ女性ホルモンの一種でもあり月経後に分泌されます。そのため月経後は化粧品の乗りが良くなったり、普段より潤っているように感じます。プロゲステロンは排卵後から生理前などに分泌され、急に吹き出物がでたり、スキンケアが合わなくなったりといった症状がホルモンの影響によりでる場合があります。
エストロゲンの増やし方
歳を重ねると女性ホルモンは分泌量が低下するといわれています。具体的には45歳以降は、降下傾向があります。なるべく美肌を持続させるためにエストロゲンを増やすように意識しましょう。エストロゲンを増やす方法をご紹介します。
- 適度な運動をする
- 定期的に全身運動をしましょう。時間がなければ1週間に1回程度でも大丈夫です。筋トレなどの無酸素運動ではなく、ウォーキングやジョギング、水泳などを30分以上有酸素運動をしてきちんと汗をかくことが理想的です。20cmくらいの高さで行う踏み台昇降も自宅でもできる運動なのでおすすめです。
- 良質な睡眠を確保する
- 22時から24時の2時間を含めて合計で6時間の睡眠が理想的です。休日に寝だめをしないで、寝起きの時間を一定にすることも大切です。生活リズムが崩れるとストレスで自律神経の働きを乱し、眠りを妨げる原因になりますのでリラックスするよう心がけましょう。
- 大豆製品を食べる
- 大豆に含まれる大豆イソフラボンは、エストロゲンと似た性質があります。食生活の中に積極的に豆腐や納豆、豆乳などをとり込んで、体内のエストロゲンを活性化させましょう。多く摂りすぎないよう、あくまでも栄養バランスを考えて摂取しましょう。
- ときめきを感じる
- ときめく事が女性を何よりキレイにさせる秘訣といえるかもしれません。恋愛はもちろん、本や映画でときめきを感じると脳内のドーパミンという脳内神経物質が活性化します。その時に女性ホルモンであるエストロゲンも活性化するのです。
髪とエストロゲンの関係
歳をとると髪のツヤやコシが失われていくのはエストロゲンの減少が大きく関係しています。薄毛や白髪などの頭髪の悩みにもエストロゲンは関係しています。
女性は、肌だけではなく頭皮や髪にも大きく関わっているので、アンチエイジングのためにエストロゲンを増やす生活を心がけましょう。
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