スピルリナは約65%〜70%がたんぱく質です。食品の中でもたんぱく質を多く含む豆腐は約35%しか含まれていません。藻には豆腐以上にたんぱく質が含まれており、髪の毛に良いと言われています。

髪の毛は約80%がたんぱく質で構成されているため、髪の毛にとっては重要な栄養素と言えます。たんぱく質源としてスピルリナを摂取する民族もいるほど、たんぱく質が豊富なのです。

ミネラルやビタミンも豊富に含まれていて、不規則な生活を送りがちな方にも効果があるでしょう。髪の毛に効果的な成分としては主に下記のものです。

• ビタミンE・・・血行を改善する
• ビオチン・・・ケラチンの合成を助けて白髪の予防をする
• ビタミンB2・・・健康的な肌作りをサポートする
• ビタミンB6・・・ケラチンの合成を助ける
• ナイアシン・・・ケラチンの合成を助ける

ケラチンとは、髪の毛を構成するたんぱく質の名前です。この他にβカロテンや葉酸、マグネシウムやカルシウムなども豊富に含まれています。

たんぱく質は髪の毛にとって大切な栄養素だと考えられます。しかし、薄毛を治すためにたんぱく質を摂取しても髪の毛を増やす効果はあまり期待できません。あくまでも健康な髪の毛が育ちやすい環境を作るということなのです。

また、スピルリナのたんぱくの質含有率は高いことは間違いありませんが、割合が高いだけで量が多いわけではありません。あるスピルリナのサプリメントは一日の推奨量が40粒（8g）となっていました。スピルリナの約65〜70%がたんぱく質なので、8g中5.2〜5.6gがたんぱく質ということになります。

成人男性の1日に必要なたんぱく質量は成人男性は60g、成人女性は50gなので、スピルリナだけで補うことはあまり現実的ではありません。