2020.06.10
女性の薄毛の原因の「トリコチロマニア」とは

髪の毛の悩みのなかに自分自身の髪の毛を抜いてしまう抜毛症という症状があります。抜毛症をきっかけに、女性の薄毛が進行するケースもあります。このコラムでは、女性の抜毛症の原因であるトリコチロマニアとは何か、抜毛症の改善策などをご紹介します。
抜毛症とは
子供や女性に多い抜毛症は自分で髪の毛を抜いてしまう疾患です。
貧乏ゆすりや脚を組む、頬杖を付くなど誰にでもついやってしまうクセがありますね。抜毛症は、自分の髪の毛を抜くクセがエスカレートした状態で重症化すると、頭皮の一部の髪の毛がなくなるケースもあります。
自分でも髪の毛を抜くことを恥ずかしいと感じている患者さんが多く、クセで髪の毛を抜くことをやめられない自分への嫌悪感を抱いている方がほとんどです。なかには寝ている間に、無意識で抜いてしまう患者さんもいます。また、女性の場合は女性ホルモンが影響して症状が悪くなる場合があります。
患者さんの4割近くの人が、抜いた髪を噛んだり飲み込んでしまう食毛症を併発しているといわれています。飲み込んだ毛は毛玉になって消化器官にたまり、腸閉そく、毛髪胃石、栄養失調などの体調不良の原因になることがあります。
ほかにも、毛を抜きすぎることにより指にあざができたり、肩や首を痛める、髪の毛を噛むことで歯を損傷するなど、頭部以外にも様々な悪影響があります。
トリコチロマニアとは
トリコチロマニアとは抜毛癖のことで、トリコは髪の毛という意味、チロは引っ張る、マニアは熱狂者の3つのワードからできており子供や女性に多く確認されています。
一般的に1歳〜2歳くらいから症状が現れます。我慢することが難しく、欲求不満やストレスが原因で髪の毛を抜くことが癖になり、痛みより開放的な気持ちになったり満足感を得られるとのことです。家族などにも隠れて髪の毛を抜くため周囲の人間が気づきにくいこともあります。
抜毛症の原因
抜毛症の多くの原因は、精神的ストレスです。日常生活で大きなストレスにさらされると発症するケースが多く見られます。
強いストレスにさらされたときに、髪の毛を抜いて気持ちが軽くなる経験をすると、それからストレスや不安なことが起こるたびに自分を安心させるために同じことを繰り返してしまいます。また、睡眠中に症状が出ることが多く、寝ているときは自分を制御することができないため、髪の毛を抜くことが進行します。
抜毛症をセルフチェックしよう
これらの特徴を見て、もしかしたら抜毛症の可能性があるかもしれないと心当たりがあるかもしれません。
ここでは、抜毛症のセルフチェックをご紹介します。ひとつずつ確認してみてください。
- 髪の毛や眉毛、まつ毛など外見にも関わると理解しているのに抜いてしまう
- 毛を抜くことをやめたいが、つい毛を抜いてしまう
- 毛を抜くことやめられず、恥ずかしいと感じる
- 寝ている間に髪の毛やまつ毛などを引き抜いてしまう
これらの特徴の中で一つでも当てはまるものがある場合は、抜毛症の可能性が高いため、早めに対処をしましょう。
気がついたら早めに対処をすることで、改善がしやすくなる可能性があります。
抜毛症の治療法とは
抜毛症の可能性がある場合は、自分一人で悩まず神経科か精神科などの受診を検討しましょう。病院では薬物療法により脳内の状態を整えたり、心理療法で抜毛症の原因を緩和させるなどの対処をしてくれます。
病院に行くにも髪の毛を抜き過ぎてしまって外出したくない場合は、帽子やウィッグを使ってカバーしましょう。早めに受診することで予後を良好にすることが期待できます。
自宅で気をつけることとしては、できるだけ鏡がある部屋で過ごし鏡があることで視線を感じたり、髪を抜いている自分の姿を鏡で確認することで、抜くのを中断するきっかけになります。また、寝ている時に抜いてしまう場合は眠るときに手袋や帽子を着用することで、無意識に髪の毛を抜くことを防ぐことが可能です。自宅でもできるケアをしながら、医療機関でも治療を受けましょう。
まとめ
自分では抜くのをやめたいと思っていても、無意識に抜いているケースも多々あるため早めに病院で受診して治療を受けましょう。治療を通し原因を取り除くことで、症状を緩和させられるかもしれません。一人で考えて抱え込むとストレスがたまり状況が悪化する恐れがあるため、抱え込まないようにすることが大切です。自分だけが発症するわけではないことや、医療機関で相談して治療できることを覚えておきましょう。医師に相談して、髪の毛の悩みをなくして健康的に過ごしましょう。
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