2020.07.20
夜更かしすると薄毛になる!
睡眠と髪の関係について解説
夜更かしではげるって本当?
睡眠が人体に与える影響は切り離せない関係にあります。
例えば睡眠不足で肌荒れが起こったり、体調不良になる話を聞いたこともあるかと思います。
それは髪の毛にも同じことです。
このページでは、なぜ夜更かしが薄毛の原因に繋がるのか詳しく見ていきましょう。
ホルモンバランスの乱れ
睡眠不足が薄毛になる大きな要因の1つにホルモンバランスの乱れが考えられます。
髪の毛に重要なホルモンは、成長ホルモン、甲状腺ホルモン、エストロゲン、プロゲステロン、メラトニンの5つです。それぞれに髪の毛への重大な役割があるのです。
- 成長ホルモン:髪の毛をしっかりと太く成長させ、頭皮環境の改善につながります
- 甲状腺ホルモン:代謝を整える
- エストロゲン:ハリ、髪のツヤ、血行の改善、頭皮の潤い
- プロゲステロン:髪の寿命を延ばす役割
- メラトニン:睡眠を整え、成長ホルモンの分泌を促す・自律神経、髪の毛を作る細胞、ホルモン系を活発にする
この5つのホルモンバランスが何らかの影響により乱れてしまうことで、薄毛はどんどん悪化していきます。
生活習慣の乱れ
夜更かしをするというのは、そもそも規則的な睡眠が取れていないということになります。
そして、規則的な睡眠が取れていないということは、その前後での入浴時間や食事などの生活習慣にも影響を及ぼしている可能性がありますね。
夜更かしでお風呂に入るのが面倒になるなど、お風呂の時間がばらばらになってしまうと、皮脂の分泌のサイクルを乱し、皮脂の過剰な分泌や皮脂汚れを引き起こす原因となってしまいます。
また、夜食や間食が増えたり、食事のリズムが乱れると、糖質や塩分、脂質の分解がしっかりと行えなくなるため、薄毛になる原因になる可能性があります。
規則正しい睡眠と質の高い睡眠
発毛に効果的な睡眠について見ていきましょう。
前述の5つのホルモンですが、睡眠と密接な関係にあるのは成長ホルモンとメラトニンの2つです。
睡眠不足になると、この2つのホルモンバランスが乱れてしまいます。そうなると自律神経が悪化し、髪の毛が抜けやすく、細く弱くなっていきます。
また、髪の毛は日常生活の中でも紫外線や排気ガスなどによる影響をうけています。
これらの影響は、寝ている間に修復されているのです。
いつ寝ればいいのか?
現在、日本人で最も多い睡眠時間は、約7時間といわれています。
そして、発毛における成長ホルモンが最も活性化するのは夜10時~深夜2時の間(発毛におけるゴールデンタイムと呼ばれます)と解明されています。
このゴールデンタイムを含め7時間睡眠を取るのが理想的でしょう。
ただし近年では、ショートスリーパーの存在も認められているので、一概に7時間睡眠が必ずしも良い睡眠とは言い切れないのも事実です。
成長ホルモンが活発化する時間をできるだけ含めた睡眠時間で、起床したときに、すっきりしている状態が理想的な睡眠だといえるでしょう。
深い眠りのノンレム睡眠
睡眠には浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠があります。90分のサイクルで繰り返されていて、眠りについた最初にノンレム睡眠が訪れます。
髪に重要な成長ホルモンは、ノンレム睡眠の時にのみ分泌されるホルモンで、寝入りのタイミングでどれだけ熟睡できるかが大切なポイントになります。
このタイミングでなかなか寝付けず、睡眠の質が悪いと成長ホルモンの分泌が悪くなるため、なるべく入眠のタイミングはベストな環境を整えることが大事です。
質の良い睡眠をとるには?
睡眠時間や睡眠の質について記述しましたが、寝付きの悪い方や、寝起きがつらい方など、睡眠の質を改善するための案をいくつか紹介いたします。
- 睡眠の4時間前までに食事を済ませる
- 糖質を控え、たんぱく質を多めに摂る
- 寝酒は控える
- ぬるめの湯船にゆっくり浸かる
- 寝る直前にパソコンやスマホは触らない
- ストレッチやマッサージをする
- ハーブティーや、アロマなどでリラックス
なかなか寝付けない方は、普段の寝る前の過ごし方を見直してみましょう。
また、部屋の温度は少し涼しく感じるくらいがおすすめです。
昼夜逆転生活の場合
夜更かしと薄毛の関係や、規則正しい睡眠についてご紹介してきました。
睡眠時間はゴールデンタイムを含んだ時間に寝ることが最も良いとされているのですが、中には昼夜逆転の生活や、徹夜をする方もいるかと思います。
ここでは、昼夜逆転生活や徹夜が及ぼす影響や、その対策について見ていきましょう。
昼夜逆転生活が及ぼす影響
まず昼夜逆転生活で大きな悪影響につながるのが、ゴールデンタイムに睡眠が取れないことや、太陽光を浴びないことです。
ゴールデンタイムに睡眠が取れないと、成長ホルモンが活発に動く時間を逃すことになり、太陽光を浴びないと、ビタミンD不足を引き起こします。
ビタミンDには、毛母細胞の活性化をする働きがあるのですが、太陽の光を浴びないと、体内で発生させるのが難しくなります。
徹夜は夜更かしや昼夜逆転よりもやばい?
徹夜は、睡眠時間や睡眠の質の問題のほかにも、精神面や健康面での深刻な問題を引き起こします。
- 不安やいらいらなどによる精神的なストレス
- 血圧や血行不良
- 免疫力の低下
血行不良になると頭皮への栄養は届かなくなり、免疫力の低下は外気から頭皮を十分に守れなくなるため、このような問題は髪にとって非常に良くない傾向にあり、薄毛の進行に繋がります。
昼夜逆転の生活が変えられない場合は?
昼夜逆転の生活や徹夜は、やめることが1番の改善策ですが、お仕事などで難しい方もいるかと思います。
そんな方には、 睡眠時間や食事など、生活習慣を乱さないようにすることをおすすめしています。
太陽の光を浴びないことによるビタミンD不足や、ゴールデンタイムに睡眠がとれないことはどうしようもないですが、一定の生活リズムを保つことや、睡眠の質を良くする、バランスを考えた食事を摂る、サプリを活用するなど、睡眠による不足分はほかで補うことで、対策もできます。
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