2020.06.28
女性の薄毛を促進させる?
タバコも薄毛の要因かも?
薄毛の原因は男女でさまざまありますが、大きなリスクとして共通しているが、「喫煙」です。どんなに、お金や手間をかけてヘアケアをしていても、喫煙というリスクを抱えていると思ったような効果も得られないかもしれません。このコラムでたばこが髪の毛に与える影響を挙げていきます。
タバコは女性の身体にどんな悪影響があるのか
タバコは百害あって一利なしとよく言われるとおり、全身に悪影響が及びます。特に、女性は妊娠・出産への影響もあるので、注意しなければなりません。 タバコには有害物質が数多く含まれており、特にニコチンは肺から吸収されると血管を収縮させる性質があり、血流を阻害します。また、ニコチンには依存性があり一度吸い始めるとなかなかやめられないという特徴があります。
ニコチンは、ビタミンCを破壊する性質により、体内の細胞がスムーズに作られなくなってしまいます。そのため、ビタミンCが不足すると口内炎や肌荒れが起きやすくなるのです。タールには、何十種類もの発ガン性物質が含まれているため、肺がんだけではなく子宮がんのリスクも高くなります。喫煙により、ヘモグロビンが一酸化炭素と結びつき全身への酸素の供給量が減少してしまいます。そのため、体内の細胞が酸欠状態になってしまうのです。 もし、妊娠中にタバコを吸うと、胎児に栄養分と酸素が届きにくい状態となってしまうため、脳に影響がでたり、成長が阻害される等の影響が考えられます。
女性の薄毛とタバコの関係性
タバコを吸うと、ニコチンの影響で血管が細くなるため、頭皮の血流も悪化します。栄養分をはじめ、酸素や水分なども運ばれにくくなるのため、髪の毛の栄養が不足し生成しにくくなってしまいます。また、頭皮環境も悪化し、乾燥しやすくなることで薄毛が起こりやすくなります。
女性にって喫煙の影響はそれだけではなく、ニコチンを摂取すると、自律神経にも影響を及ぼし、ホルモンバランスが乱れやすく体温も下がりやすくなります。女性にも男性ホルモンと女性ホルモンが分泌されているため、ホルモンバランスが崩れて、男性ホルモンが優位になると、抜け毛の進行の原因にもなります。
薄毛対策に禁煙は有効
禁煙することで、喫煙の悪影響がなくなり、頭皮環境が改善され、髪の毛の成長が正常に戻る可能性は高いです。しかし、薄毛の原因がタバコだけとは限らないため、禁煙だけで効果が出る人もいれば、出ない人がいます。薄毛の原因は、禁煙以外にもたくさん考えられ、他の原因が絡んでいる場合は、その原因を取り除かなければ薄毛の改善は難しいでしょう。もともと、喫煙以外の生活習慣が乱れている人は、生活習慣の見直しも必要ですし、偏った食事をしている人は、髪の毛に不足している栄養素を摂取する必要があります。過激なダイエットをしている人は食事制限の内容をしっかり見直しましょう。
また、女性男性型脱毛症(FAGA)や脂漏性湿疹が原因で薄毛になっている場合は専門クリニックでの治療も必要になってくるかと思います。それぞれの症状に合わせて治療を行いましょう。薄毛解消にタバコの悪影響を取り除くことは欠かせませんので、並行して対策をすることが大切です。
まとめ
女性にとって、喫煙は身体にも頭髪にも大きなリスクがあります。また、薄毛の悩みを感じていない人も、身体に悪影響がたくさんあるため、禁煙は早めに始めることをおすすめします。 もちろん、薄毛の原因は喫煙とは限らないので、禁煙するだけでは薄毛を解消することは難しい場合もあります。薄毛の原因を調べることが大切になってきますので、薄毛の専門クリニックに相談して、効果的な薄毛対策をはじめるのもひとつの方法です。
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